秦剛国務委員兼外交部長(外相)は15日、北京で世界人権ガバナンスハイレベルフォーラム出席のため訪中したアンティグア・バーブーダのグリーン外相と会談した。新華社が伝えた。
秦部長は、「アンティグア・バーブーダはカリブ地域において信頼できる中国の良き友人であり、良きパートナーだ。国交樹立40年来、双方は一貫して互いの核心的利益と重大な関心事に関わる問題について相互理解と支持を行い、大国と小国との間の相互尊重、平等互恵、共同発展の模範となってきた」とした。
グリーン外相は、「アンティグア・バーブーダは対中関係を非常に重視しており、『一つの中国』原則を堅守し、インフラ、経済・貿易、農業、環境保護、水資源などの分野で実務的な協力を強化していきたい」とした。
双方は日本が原発汚染水の海洋放出を強行することに懸念を示し、原発汚染水海洋放出は世界の海洋環境と公衆の健康に損害を与えると考えており、公開、透明、科学、安全、責任ある方法で関連問題を確実に処理するよう日本側に促した。(編集LX)
「人民網日本語版」2023年6月16日