秦剛国務委員兼外交部長(外相)は6日、パキスタンのイスラマバードで同国のビラーワル・ブットー・ザルダリ外相と第4回中パ外相戦略対話を行い、共同記者会見に臨んだ。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。
秦部長は「中国とパキスタンは外的環境の変化に左右されない戦略的協力パートナーであり、新時代のより緊密な中パ運命共同体の構築に尽力している。中国とパキスタンの揺るぎない友情は歴史が築いた貴重な財産であり、両国民の普遍的な共通認識だ。中国は中国の核心的利益や重大な懸念におけるパキスタン側の政治的支持に感謝しており、これまで同様にパキスタンの主権、領土的一体性、国家の尊厳の維持を揺るぎなく支持し、パキスタンが自国の国情に即した発展路線を探ることを支持し、パキスタンの団結と安定、繁栄と富強、国際・地域問題におけるしかるべき役割の発揮を支持していく」とした。
また「私とブットー外相は、ポストコロナの時代において、両国の各レベルでの意思疎通と制度化された協議を再開し、両国首脳間の重要な共通認識をしっかりと実行に移し、両国の包括的な協力を強化・加速することで一致した。双方は、中パ経済回廊という重大なプロジェクトの推進を加速し、産業協力をしっかりと計画・実施し、農業・科学技術・新エネルギーなど新たな分野を積極的に開拓し、パキスタンのより質の高い、より持続可能な発展の実現に助力することで一致した。また、グローバル発展イニシアティブなどをパキスタンで他に先駆けて実行し、多国間の協調・協力を強化し、冷戦思考、ゼロサムゲーム、陣営対立に反対し、意見の相違の対話と協議による解決を呼びかけ、国際公平・正義を共に守り、世界の平和と発展の事業を促進し、手を携えて人類運命共同体を構築することで一致した」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年5月8日