米国のブリンケン国務長官、イエレン財務長官がこのほど相次いで中国を訪問したことについて、中国国際問題研究院の徐歩院長は取材に対し、「米政府閣僚の訪中が意味しているのは、中米間の問題が大幅に緩和したことでも、両国関係に劇的な改善が生じることでもなく、米側と中国側がどちらも新たな二国間関係の下でうまく付き合える道を探っているということだ」と指摘した。中国新聞社が伝えた。
徐氏はさらに「バイデン政権は発足以来、全体的にトランプ政権の対中政策を継続し、中国を抑制し、封じ込め、叩いてきた。だが、2年半が過ぎた後、米側はこのやり方が通用しないこと、米側の予想した効果を挙げていないことに気づいた。米国は対中封じ込めを行っているが、世界の圧倒的多数の国々は米国に従ってはいない。こうした中、中国の発展を叩き封じ込め、中国を孤立させるやり方が通用しないのなら、次はどうすればいいのかを米国は考えざるを得なくなっている。米国が中国に圧力をかけているにも関わらず、それよりも対話と協力を求めているように見えるのはそのためだ」とした。
徐氏は「イエレン財務長官の後にも、米国は他の閣僚も訪中させる可能性がある。つまりは米国政府の高官も米中関係をどう取り扱うか考えているということだろう」とする。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年7月10日
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