王毅中共中央政治局委員(中央外事活動委員会弁公室主任)は19日、北京でブリンケン米国務長官と会談した。
王氏は、「中米関係が低迷している根本的な原因は、米国側の誤った対中認識による誤った対中政策にある。中米関係は紆余曲折を経ており、米国側は深く反省し、中国側と共に、溝を共同で管理・コントロールし、戦略面での偶発的事態を回避する必要がある」と強調した。
王氏は米側に「中国脅威論」を煽りたてることをやめ、中国に対する不法な一方的制裁を取り消すよう求めた。また、王氏は台湾問題の本質を重点的に明らかにし、「国家統一の維持は永遠に中国の核心的利益の中の核心であり、中国共産党の揺るぎない歴史的使命である。この問題で、中国に妥協や譲歩の余地はない。米国側は中米の3つの共同コミュニケで定められた『一つの中国』の原則を真に堅持し、中国の主権と領土的一体性を尊重し、『台湾独立』に明確に反対しなければならない」と強調した。
ブリンケン国務長官は米国側の見方を説明し、「米側は両国首脳のバリ島会談で確定した日程に戻るよう努めており、中国との意思疎通を強化し、責任を持って溝を管理・コントロールし、双方の共通利益のある分野で協力を展開することを望んでいる」とした。(編集LX)
「人民網日本語版」2023年6月20日