中国、ロシア、インドネシアは12日、インドネシア・ジャカルタで3ヶ国会談を行った。中国からは王毅中共中央政治局委員(中央外事活動委員会弁公室主任)が出席した。新華社が伝えた。
王氏は「現在世界では百年間なかった変化が加速し、世界経済の回復は力に乏しく、地政学的情勢は緊張が激化している。各国は団結・協力を強化し、真の多国間主義を実践し、リスクや試練に共同で対処し、手を携えて人類運命共同体を構築することを差し迫って必要としている。中国、ロシア、インドネシアは共に新興国の代表であり、G20の重要な構成国だ。交流・協力の実施は3ヶ国の共通利益にかない、多国間主義のプロセスの推進、地域の平和・安定促進に寄与する。ASEANの対話パートナー国として、中国はASEAN中心の地域協力枠組みを支持し、ASEAN諸国が東アジア協力の正しい方向性をしっかりと把握し、ASEAN共同体の構築を加速することを支持する」と表明した。
ロシアのラブロフ外相とインドネシアのルトノ外相は、現在の国際・地域情勢に対する見解を示し、今回の会談は3ヶ国の対話・交流の有益な試みであり、ASEANの中心的地位及びASEAN方式の維持という3ヶ国の共通認識を示したとして、意思疎通を継続していく意向を示した。3ヶ国は食糧安全保障やエネルギー安全保障についても意見交換し、グローバル・ガバナンスを整備し、円滑なサプライチェーンを確保し、発展途上国の食糧・エネルギー安全保障を確保すべきとの考えを示した。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年7月13日