高原に新たなグリーン電力をもたらす「西蔵製」
西蔵自治区山南市扎囊県。標高3600メートルを超える場所にある中車山南クリーンエネルギー設備産業パークの工場では、機械が低い稼働音を立てている。「この配線は制御回路で、1ミリのずれも許されない」と話すのは蔵族の女性、次旺群宗さんだ。その傍らでは平措玉珍さんが図面と照らし合わせながら作業を進めている。この若い蔵族の姉妹は、今では工場の技術中核メンバーとして活躍している。人民網が伝えた。

機器の制御回路を点検・接続している蔵族の女性、次旺群宗さん。撮影・次仁羅布
平措玉珍さんは、「私たちは会社によって湖南省株洲市に1年間の研修に派遣され、図面の読み方から設備調整まで学び、確かな技術を身につけて西蔵に戻ることができ、とても安心している」と語る。
この世界で最も標高の高いクリーンエネルギー設備製造拠点では、この姉妹のような地元の若者たちが徐々に中心的な役割を担うようになっている。この「湖南省で研修し、故郷に戻って建設に携わる」というモデルは、地元の若者たちに自立するためのスキルを授けている。
中車市場部の陳戈部長は、調整作業中のプレハブ変電所の横で、「太陽光発電、風力発電、エネルギー貯蔵、水力発電所のいずれにも、この『中枢神経』が欠かせない」と説明する。西蔵初のクリーンエネルギー設備産業パークであるこのプロジェクトは、中車株洲研究所が投資・建設したもので、「1+N」モデルによる産業クラスターの形成を目指している。稼働を開始した第1期工事は3ヘクタールの敷地を有し、「西蔵製」となる初のスマートプレハブ変電所と高圧配電盤がすでにラインオフした。製造工程は中国内陸部の高水準生産ラインと同等の品質基準を採用している。陳氏によれば、一部製品は標高5200メートルのプロジェクト現場ですでに設置・試験運用されている。

中車山南クリーンエネルギー設備産業パークの生産工場。撮影・次仁羅布
長期的な視野に立つと、第2期、第3期となるエネルギー貯蔵設備や新エネルギー設備プロジェクトが稼働すれば、年間生産額は30億元(1元は約23.9円)を超える見込みで、西蔵の新エネルギー・先端設備産業チェーンの発展基盤を強化するとともに、山南市におけるクリーンエネルギー設備製造産業の空白を埋めることが期待されている。
湖南省株洲市による西蔵支援の代表的なプロジェクトとして、湖南省第10次西蔵支援活動隊の株洲チームは、全チェーン型の雇用支援モデルを構築した。陳氏は、「私たちの目標は製品を生産することだけではない。このプラットフォームを通じて、技術と管理能力を備えた地元産業人材を育成することだ」と語る。現在では、プロジェクトの企画から生産・運営・保守まで、産業パークは地元住民の優先雇用を進めている。ますます多くの蔵族の若者が現代的な工場で働き、雪に覆われた高原のグリーン発展を支える新たな力となっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2026年7月10日
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