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中国の動物園、鳥類に漢方薬 鳥インフル対策で

 某メディアによると、浙江省の地鳥酪農家は、H7N9型鳥インフルエンザウイルス対策として、風邪に良く効く漢方薬「板藍根(バンランコン)」が入った餌を、飼っているニワトリ1800羽に食べさせることを思いついたという。蘇州のネットユーザーは、蘇州動物園も鳥類に板藍根を与えており、虎やライオンなどの猛獣類には鶏肉を与えることを止めたという情報を転送した。蘇州東園管理処の担当者は10日午後、これが事実であることを認めた上で、「今回の試みは初めてだが、餌を変えてから1週間が経った今、動物には何の異常も見られない」と語った。中国新聞網が報じた。

 蘇州東園管理処の陳大慶・副主任は「蘇州動物園には、さまざまな種類の鳥類がいる。オウム、クジャク、キジ、フラミンゴ、タンチョウが合わせて60羽以上、このほか、カモ、ハクチョウ、オシドリ、インドガン、ハイイロガン、ペリカンなど水鳥が100羽以上いる。今年、H7N9型鳥インフルエンザが発見された後、動物園では、ウィルス感染予防策として、鳥類用飲用水に適量の板藍根と粉末の抗ウィルス薬を混ぜるようになった。あと半月の間はこの措置を継続し、その後、情勢を見ながら続けるかどうかを決定するつもりだ」と説明した。

 動物園のトラ、ライオン、ヒョウなど猛獣10数頭は最近、「舌」の好みを新しい餌に合わせなければならなくなった。というのも、これまで最も頻繁に食べていた鶏肉が「餌皿」から姿を消したためだ。飼育係員が鳥インフル感染予防のため、鶏肉から牛肉に餌を変えた。蘇州動物園管理科の銭暁鴻・科長は、これについて次の通り語った。

 「蘇州は、すでに生きた鳥の取り引きを一時停止している。獣類は、生きた鶏を餌として食べることができなくなった。もっとも、飼料に添加剤や抗生物質を加えることで過度に成長を速めた『速成鶏』が問題化したことを受け、3月初めには、すでに生きた鶏を餌として与えることをほぼ止めていた。虎やライオンのような猛獣は、脂肪分の多い肉を食べることができず、豚肉はあまり食べないため、鶏の代わりに餌として与えられるのは牛肉に限られる。幸いにも、牛肉は以前から餌として与えていたため、よく食べてくれる」

 「動物園ではこれまで、10数羽の生きた鶏を餌として使っていたが、今はすべて牛肉に替えたため、餌代はやや上昇した。しかし、今はコストのことなど言っていられない」。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年4月11日

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