2014年7月10日  
 

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出勤族の片道通勤時間、北京では74%が「1時間以上」

【中日対訳】

人民網日本語版 2014年07月10日13:17

民間調査機関による最新調査の結果、「通勤ストレス」が、サラリーマンの仕事や健康にますます大きな圧力を及ぼしている現状が浮かびあがった。都市における「職住分離」現象の改善に向け、各種対策の実施が急がれる。新華網が伝えた。

中国のビジネスSNS大手・天際網がこのほど発表した「中国サラリーマン通勤ストレス指数」によると、サラリーマンは総じて、「通勤時間が長い」「通勤代が高い」といった問題に悩まされている。大部分の人が通勤の現状に対して「不満」を抱いており、通勤環境の改善を希望する人は全体の93%に達した。「不満」と答えた人が多かった都市は順次、北京、広州、上海だった。

調査結果の概要は次の通り。

〇片道の通勤時間

「1時間以上」と答えた回答者は、北京では74%を占め、広州は43%、上海は38%だった。

〇通勤代

「8元から10元(約131円から164円)」が23%、「10元以上」が12%だった。上海のサラリーマンの中では、地下鉄やバスなどの公共交通機関を利用する人の平均通勤代が8.3元(約136円)で、通勤代が最も高かった。

〇マイカー通勤

北京、上海、広州、深センなどの一線都市では、マイカー通勤族が全体の26%を占めた。それ以外の都市では、新世代のサラリーマンがマイカー通勤する傾向が比較的高く、14%を占めた。

専門家は、この調査結果について、以下の通りコメントした。

大都市の「職住分離」現象が、非常に顕著に示された。自宅と職場の距離が遠ければ遠いほど、通勤する人々の幸福感は低下している。基本的に、「職住分離」がサラリーマンに及ぼす悪影響を軽減する必要がある。サラリーマンの居住空間と職場空間をひとつに繋げるために、生活圏と職場圏に配慮した都市全体計画を構築しなければならない。また、技術的措置を講じることや長距離通勤とのバランスを上手に取ることで、市民が「在宅勤務」をスムーズに実現できるような環境を整える必要がある。(編集KM)

「人民網日本語版」2014年7月10日

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