中国の最新コメディー映画「中国合夥人(American Dreams inChina)」が封切の16日を前に、宣伝ポスターを発表。同作品で自ら運命を切り開こうと英語学校を設立し奮闘する3人の若者を演じる人気俳優、◆超(ダン・チャオ)、●大為(トン・ダーウェイ)、黄暁明(ホァン・シャオミン)らがそれぞれ、「出国、事業、野心で挫折を経験した。俺に成功を無理強いしないで」「彼女に逃げられ、兄弟にも逃げられ、夢にも逃げられた。俺に金持ちになるよう無理強いしないで」「大学受験にも、ナンパにも失敗し、教師にもなれなかった。俺に進歩を無理強いしないで」と叫んでいる。この「○○を無理強いしないで」という文がネット上で大人気になり、ネットユーザーらが次々に作文している。人民網が報じた。
ネットユーザーらは、最近のニュースをネタに、「○○を無理強いしないで」の作文をしている。例えば、人気チャットアプリ「微信」の有料化のニュースに、「微信に有料化を無理強いしないで」、漢方薬の板藍根(バンランコン)が、拡大が問題になっている鳥インフルエンザに効くとの噂から、売り切れ続出になっているニュースに、「板藍根に世界を救うよう無理強いしないで」、「『オバマ大統領と結婚する』など自信過剰すぎる結婚相手の条件をぶち上げて中国全土で話題になった元スーパーマーケット店員「鳳姐」こと羅玉鳳さんについては、「鳳姐にお見合いを無理強いしないで」などだ。また、ホワイトカラーの生活について、「起床を無理強いしないで」や「ダイエットを無理強いしないで」などと作文している。
同作品の旗を振った香港の陳可辛(ピーター・チャン)監督が運営する制作会社「We Pictures」の陸・運営総監は、「『○○を無理強いしないで』というのは、自嘲というより現実」と指摘。同作品の撮影の際に、陳監督が「多くの成功も、受け身から始まったものが多い。その境遇で、自主的に成功の可能性を探るようになり、受動的が自主的へと変化する。中国の起業家がここ30年歩んできたのはそのような道で、これは中国式成功哲学」と言っていたという。(編集KN)
◆は登におおざと
●はにんべんに冬
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