昆明 大理 麗江 迪慶
お薦めのスケジュール: 6泊7日
1日目:昆明到着。2日目、昆明。3-4日目、大理。5-6日目、麗江。7日目、帰路。
昆明
昆明は雲南省の省政府所在都市で、一年中春のような都市であり、花が年中咲いている。世界でも永遠の春があるのは、この地だけだろう。
母なる湖の滇池では長い歴史を持つ漁業が行われ、「睡美人」(眠り姫)と呼ばれる西山は昔から変わらぬ姿を見せている。
冬になると毎年11月から翌年3月まで、シベリアのユリカモメが数千キロを渡って訪れ、ここで越冬する。
中国の絶世の美人、陳円円が出家して修行した場所である世界最大の銅殿では、昔と変わらぬ鐘の音を聞くことができる。
雲南民族村には26民族の村がある。
中国サッカーの訓練基地である海?でボールを蹴り、公園で花灯(一種の伝統的な劇)を鑑賞する。
大観楼で観覧車に乗り、南屏歩行者天国を散策し、文化横丁で外国の友人とおしゃべりをする。
遠くから訪れたお客は、ぜひこの永遠の春の町に留まって欲しい。
大理
世界中で本当の「風花雪月」が見られるのは大理だけだ。「妙香仏国」と呼ばれる仏教のムード漂う中で、下関風、上関花、蒼山雪、洱海月は人間には解けない謎のようだ。
国事を嫌って修行を好む9人の国王が、崇聖寺で出家したという。
蒼山の19の山峰の間には18の溪流が流れ、美しい姿を見せている。
毎年春、蝴蝶泉には数多くの蝶が舞い、金花と阿鵬の恋の物語を見るようだ。
同地に住む白族の人は「一苦二甜三回味」(苦いお茶、甘いお茶、甘さと苦さが混じったお茶の三杯出され、人生を表す)という三道茶でお客をもてなすが、そこには人生の哲学が込められている。唐代から銀器制造を開始した銀の都、水郷新華村では、鏨の音が1000年以上響いている。「四合五天井」の民家構造は、白族の人の歳月が刻まれている。
大理は風花雪月と人間の魅力溢れる町だ。
麗江
麗江、雲南の夢幻の都。麗江古城では川の流れる街、青い石畳の道があり、朝から夜まで働く納西族の女性や、古代宮廷音楽や納西族の白沙細楽を演奏している老人たちが見られる。
茶馬古道の束河古鎮は映画「単騎、千里を走る 」が撮影された場所だ。
納西族の守護神「三多」の化身である玉竜雪山には、東巴経文にある「玉竜第三国」が本当にあるのだろうか?
納西族が生み出した東巴文は世界で唯一の現在も使用されている象形文字だ。
香格里拉
神聖な雪山、幽玄の峡谷、雄大な瀑布、森に囲まれた静かな湖、美しい草原に散らばる牛や羊の群れ、鏡のように輝く空、金色の廟。これらはイギリス人作家、ジェームズ・ヒルトンの小説「失われた地平線」に描かれた香格里拉(シャングリラ)の姿だ。
香格里拉の蔵(西蔵)族は青稞酒(ハダカムギ酒)やバター茶を飲み、楽器や舞踏、競馬を楽しみ、マニ車を回して祈る。訪れたお客には、熱心に純白の哈達を贈る。
世界の香格里拉は、心の中の太陽だ。
「人民網日本語版」2013年9月