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中国なのに西洋風の地名は笑いの種になるだけ

 「曼哈頓(マンハッタン)」、「威尼斯(ヴェニス)」、「加州(カリフォルニア州)1885」のように、外国の地名をそのまま地名として使用する現象が、中国の多くの都市で散見される。河南省政府はこのほど政府令を発表し、「河南省地名管理規則」が10月15日から施行されることを発表した。これにより、「1つの場所に複数の地名が存在し、1つの地名に複数の表記が存在する」といった、地名が規範化されていない現状にストップがかかることになる。人民日報が伝えた。

 無理に他人を真似ようとしても、笑いの種になるだけだ。地名は多くの人が使用するという特徴があるため、規範化しなければ住民の生活に極めて大きな不便をもたらす。

 地名はまた、地方文化の重要なシンボルだ。それぞれの地方には、異なる気候や地理、習慣・ルール、生活様式があり、様々な「地名文化」が形成されている。いいかげんな命名は、こうした地域の文化を破壊することになる。

 一部の都市建設者、設計者は、西洋風の名前をつければ都市のレベルをアップさせることができ、スタイリッシュさや流行感、グローバル感を出せると考えているようだ。

 しかし、西洋風の地名ばかり追い求めていると、自分を見失いやすくなるばかりか、一種の怠惰な思考、さらには自国文化に対する自信のなさまでがうかがえる。

 都市のレベルを上げ、スタイリッシュさや流行を追い求めたいという都市設計者の気持ちは間違ってはいない。しかし肝心なのは文化の伝承やイノベーションをしっかりと行うことだ。これこそが現在の都市建設の当面の急務である。(編集SN)

 「人民網日本語版」2013年10月9日

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