日本カネボウに再び白斑スキャンダル
日本のカネボウ化粧品にまたもや品質上の問題が発生した。国際金融報が伝えた。
日本の共同通信社の報道によると、カネボウはこのほど、今年9月29日現在、同社の美白化粧品を使用して皮膚の色がまだらに白くなる「白斑」の症状が確認された被害者が新たに4千人増え、累計で約1万4千人になったことを明らかにした。カネボウによると、29日時点で台湾地区をはじめとする海外で白斑の症状が確認された被害者は72人に達した。「被害者はさらに増える可能性がある」という。
報道によると、カネボウの美白化粧品で白斑が出現した問題について、外部の専門家で組織された第三者委員会は先月11日に発表した調査報告の中で、カネボウは昨年9月の時点でこの件について適切な措置を取るべきだったが、対応が後れたとの見方を示した。
同委の報告によると、昨年9月、カネボウは白斑をめぐって医師からの通告を受けており、この時点で適切な解決措置を取るべきだった。今年5月になってある病院がカネボウ製品により白斑症状が出現することを確認したが、カネボウが関連製品の回収措置を取ると発表したのはそれから2カ月後のことだった。この問題の責任を明確にするため、カネボウ化粧品は夏坂真澄社長と宮内一会長が月額報酬の50%を6カ月間、取締役執行役員など8人が10-40%を6カ月間返上することを決定した。