外交部:海上の安全問題を煽るのは航行の自由にマイナス
外交部(外務省)の秦剛報道官は6日、日本の岸田文雄外相がアジア太平洋経済協力会議(APEC)の非公式外相朝食会で海上の安全問題に言及したとの報道について記者の質問に答えた。
報道によると、日本の岸田外相は5日、APECの非公式外相朝食会で海上の安全問題に言及し、中国の海洋活動に懸念を表明した。これについて中国側のコメントは。
秦報道官:日本の岸田外相が5日、APECの非公式外相朝食会で海上の安全問題に言及したことについて、中国の李保東外交部副部長(外務次官)はその場で「APECは経済・貿易協力フォーラムであり、政治・安全保障および敏感な係争問題を取り上げない伝統を長年堅持してきた。一部の国がこれを煽るのには自らの政治的目的を達成する狙いがあり、こうしたやり方は人心を得られず、思い通りにいくこともあり得ない」と表明した。
長年にわたり、この地域の航行の自由と安全に問題は存在しない。中国政府は一貫して各国の海上の安全は保障されるべきとの考えを堅持し、海上安全協力に積極的に参画している。これは誰の目にも明らかだ。いわゆる海上の安全問題を煽るのは、航行の自由と安全を守る真の努力にマイナスだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年10月7日