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 注目を集める中国経済の上半期報告書が7月15日に発表された。国家統計局の発表したデータによると、中国の上半期の国内総生産(GDP)は24兆8009億元に達し、不変価格で計算すると成長率は前年同期比7.6%増となった。国家統計局の盛来運報道官は中国経済の上半期の情勢を、「経済運行は全体的に安定を保ち、構造調整は着実に進展し、モデルチェンジ・アップグレードの質も着実に向上した。今年の発展目標は問題なく達成できるだろう」とまとめた。

重要なデータの一覧

注目ポイント関連最新ニュース一覧

【経済のキーワード】
----------安定成長----------
  経済の潜在的な生産性が低下したこと、および複雑かつ深刻な国際環境などが、第2四半期の経済成長率にある程度の影響を及ぼしたが、成長率の低下は党中央、国務院による自発的な調整・コントロールの結果でもある。中国経済は今、高度成長から中成長に向け、安定的に移行している。

----------構造調整----------
  上半期、中国の農業の基礎的地位はさらに固められ、現代サービス業と戦略性新興産業は良好な発展を見せた。企業の製品構造調整にも新たな進展があり、地域経済のバランスのとれた発展もより強化された。経済の構造調整は着実に進展し、質も向上した。

----------改革促進----------
  中国経済は今後も、引き続き安定した比較的速い成長を維持するための潜在力と条件を備えている。中国経済は今後、成長モデルと質、中身のある成長を重視するようになり、経済構造調整、テクノロジーの進歩、産業アップグレード、内需拡大などを通じて、新たな経済成長点を形成していく。新たな経済構造調整に伴い、改革のボーナスが解放される。
【各界の観点】

ロイター通信:中国の経済データは市場の予想範囲内となり、成長率が急降下するのではないかとの懸念が和らいだ。データの発表後、上海・深セン両証券取引所の株価指数も上昇した。
オーストラリアのリチャード・マールス貿易相:2013年はオーストラリア・中国の経済関係のターニングポイントとなる。我々は中国経済の構造調整というチャンスをつかまなければならない。
・BBCのウェブサイト:投資家は中国経済の成長率が鈍化したからと言ってこの世界第2の経済体を軽視するべきではない。むしろ今は対中投資の絶好の機会かもしれない。
全国人民代表大会財政経済委員会の賀鏗副主任:2013年はオーストラリア・中国の経済関係のターニングポイントとなる。我々は中国経済の構造調整というチャンスをつかまなければならない。

【経済の10大流行語】


都市化

房族

中古住宅の売買に課税

不動産税

IPO再開


李克強指数

営改増

シャドーバンキング

流動性

リコノミクス

経済データ(月度別)

評論

  • 中国経済のモデルチェンジ、海外からも高く注目
  • 上半期の中国経済を読み解く:成長鈍化は想定内
  • 中米戦略対話が開幕 金融問題に両国が注目
  • 海外の経済専門家 中国経済の未来を好感
  • 中国経済の中期分析予測 下半期成長率は7.76%
  • 中国で3つ目の世界経済危機が発生?
  • 下半期の人民元情勢 上昇それとも鈍化?
  • 中韓が自由貿易協定の交渉を推進
  • 経済のペースダウンで改革が加速 屈宏斌氏
  • フォトニュース

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