大理石
大理石は礎石とも呼ばれる。大理州の大理石資源は主に蒼蒼山自然保護区に分布し、豊富に存在する。現地の白族人民は大理石の採掘・加工を1400年前の唐朝のころから行っている。当初は白族の各家庭がそれぞれ採掘し、人力で切り出しや加工を行い、様々な図案や物品を生み出した。図案を刻むのには高い技術が必要だ。構図全体や創作の過程は、制作者の芸術的センスや彫刻の技術に左右される。こうした方式で生み出された図案は一般にいずれも唯一無二のものだ。白族の職人たちは大理石画だけでなく、大理石の質や画面の特徴に基づき屏風や花瓶、筆立て、硯台、茶具、石臼、テーブル、腰掛、各種家具にはめ込む図案といった物を制作している。現在でも石材で多くのものが作られており、大理白族の大理石工芸品は現地観光市場の主な観光商品となっている。
「人民網日本語版」2013年9月