乳扇
大理のジ海付近、特にジ海の源のジ源、トウ川バ子は水草が豊富で、雲南省の有名な水草の郷である。粉ミルクや牛乳餅、バター、乳扇などが多く生産される。乳扇の一般的な作り方は、牛乳を煮沸し、酢を加え、竹の箸で牛乳を竹の枠に吊るす。乾かすと、黄色がかった白で光沢があり、紙のように薄い乳扇ができる。乳扇は携?や貯蔵が便利で、栄養価が高く、食べやすい。乳扇はそのまま食べてもよく、料理やお茶に入れてもよい。甘茶に入れる時は、乳扇を炉の上で炙って巻いた後、細かく切り、砂糖をかけ、お湯を注いで食べる。こうした食べ方は、もし茶を加えれば白族の「三道茶」の中の2番目の茶となる。白族の地区では、主婦は乳扇でお客をもてなすのが好きだ。大理を訪れた国内外からの観光客はまず白族特制の乳扇を味わう。乳扇はその色、香り、味、見た目の美しさで国内外でも有名だ。
「人民網日本語版」2013年9月