野外探検の旅

　人体の極限は、神秘なパスワードでもある。雲南では、こうしたパスワードを解読することができる。これこそ雲南の魅力である野外探検の一つで、困難な旅により、同地では野人のように自然と一体となり融合できる。

　お薦めの探検の場所：

　1、虎跳峡

　虎跳峡は高低差が3790メートルある世界で最も深い大峡谷の一つで、川の流れは長さ16キロの峡谷内で次々と7回にわたり落ち込み、落差は170メートルに達し、難所は21カ所、瀑布は10カ所ある。

　虎跳峡全体は上虎跳、中虎跳、下虎跳の3部分に分けられる。上虎跳で最も重要な景観是は「峡口」と「虎跳石」、中虎跳では「?天星」と「一線天」、下虎跳では「高峡出平湖」と「大具」である。峡谷観光には2つの方法がある。一つは車で観光することで、力も使わず速い。もう一つは徒歩で、哈巴雪山の道と砕石の道路がある。体力を使って虎跳峡の美を味わうものだ。

　2、怒江大峡谷

　怒江大峡谷はインド洋の南西の季節風の気候の影響を受けて、山全体が四季に分かれ、十里で天候が異なる立体的な垂直の気候を形成している。川や谷には緑が茂り、暑さは夏の用で、山の斜面には春や秋の様な花が咲き誇り、山頂は雪と氷の世界の冬という様子だ。怒江大峡谷は雲南西部の横断山縦谷区の三江併流地帯に位置し、雲南部分の峡谷は長さ300キロ以上、平均の深さは2000メートルに達する。最も深い場所は貢山丙中洛一帯で3500メートルに達し、「東方の大峡谷」と呼ばれている。毎年平均で黄河の1.6倍の水量が南へと流れ、高い山と深い谷、奇峰が聳える東方の大峡谷を生み出した。海抜4000メートル以上の高黎貢山と碧羅雪山に挟まれた怒江の流れは急で、峡谷には難所が数多く、両岸の山肌は険しく、高い峰が重なっている。怒江大峡谷の高低差は4740メートル以上、長さは621キロに達する。両岸には高黎貢山と碧羅雪山があり、間を流れる怒江の川沿いは急流や難所、峡谷、渓流、瀑布、雲海に覆われた山などがあり、「東方の大峡谷」という美称で呼ばれている。

　3、哈巴雪山

　哈巴雪山は「金の花」という意味で、主峰の海拔は5396メートル、雲南省で4番目に高い山だ。雲南省中甸県にあり、玉竜雪山と虎跳峡を隔てて向かい合っている。哈巴雪山は緯度が低く、気候が比較的穏やかで、また登攀のための時間が短く、岩石地帯に難所がなく、雪線以上の地形が丹運で、目立ったクレバスがないことから、雲南の登山愛好者にとって入門クラスの山で、「雲南の玉珠峰」と呼ばれている。

　4、西双版納の熱帯雨林

　世界の西双版納と同じ緯度の地区は基本的にいずれも木々の少ない草原や荒野、砂漠で占められたいわゆる「回帰沙漠帯」であるが、西双版納というこの神秘的なオアシスは、この「回帰沙漠帯」上にきらめくエメラルドのようだ。様々なルートや方法で西双版納の熱帯雨林の生物多?性を体験することができる。野外スポーツの分野では、ジャングル横断の方法が体験可能で、ジャングル横断は旅行者にとって最も刺激的なものと見られている。

　「人民網日本語版」2013年9月