昨年のAPEC会議でロシアのプーチン大統領が習近平国家主席に贈ったスマートフォン「YotaPhone」を覚えているだろうか。このスマートフォンの最新版YotaPhone2が20日、初めて中国に登場した。中国名は「優特両画面携帯電話」で、アップルやサムソンといったブランドの製品と同程度の4888元(約9万5373円)で販売される。競争の激しいスマートフォン市場で、YotaPhone2は唯一の両画面のコンセプトで中国人ファンをつかみたいところだ。新華網が伝えた。
▼プーチン大統領の「贈り物」が中国で発売
昨年11月の北京APEC会議で、プーチン大統領は習近平主席に携帯電話「YotaPhone」を贈り、同ブランドの知名度が大きく向上した。同時にプーチン大統領のこの行動は、中ロ両国の協力が、エネルギー以外にも電子製品分野で共同でイノベーションを進め、グローバルな先進的な商品を生み出すことができるという新たな段階に達したことを示すものと見られている。
国家の贈り物という政治的な意義によるものか、「YotaPhone2」の中国発表会は在中国ロシア大使館で行われ、ロシアのデニソフ駐中国大使が自ら出席した。大使は、ロシアが設計し、中国で生産されたこのスマートフォンはロシアと中国の新しい技術協力のモデルであり、同機が中国人消費者の好評を集めることを希望すると述べた。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年5月22日