iPhoneやiPadの製造を手がける世界最大のEMS・フォックスコンは今月1日、アップル社と共同で下取りサービスを実施することを発表。22日から、同社の電子商取引(eコマース)プラットフォーム「富聯網」で、中古のiPhoneの販売を始めた。中古のiPhoneは、正規の部品を使って整備され、保証期間も1年付いているものの、本体にある程度の傷はある可能性がある。同サイトでは、「外観はパーフェクトとはいかないかもしれない。フレームの傷は7カ所以下」と説明されている。北京青年報が報じた。
同サイトでは22日12時、中古のiPhoneの販売が始まった。購入するためには、アカウントを作成してログインしなければならず、1アカウントにつき1台しか購入できない。しばらくは、水曜日12時より先着順発売される。同日販売されたのは中古のiPhone 4からiPhone 5sまでで、値段は499元(約9500円) から2299元(約4万3700円)。購入したネットユーザーがネット上にアップしている中古のiPhone 5sの画像を見ると、大きな傷があるのを確認できる。
同サイトによると、商品発送を担当するのは、フォックスコンとアップル社が中国において中古のiPhoneを回収し販売するために共同で立ち上げた完全子会社「嘉興愛鋒派商貿」だ。「傷」について、筆者はアップル社(中国)の広報関係者に連絡を取ったものの、本稿執筆時点で、返答は得られていない。