中国海軍は16、17両日に南中国海の某海域で海空実戦的訓練を行った。海軍の3艦隊の主力兵力が味方・敵に分れ、偵察・早期警戒、指揮、潜水艦・艦艇・航空機共同突撃、対潜・対機雷、共同防衛、後方支援などの演習を行った。
軍事専門家の尹卓は中国中央テレビ(CCTV)のインタビューに「今回の演習では艦艇の装備した紅旗-9対空ミサイルの性能が非常に良かった。ミサイル駆逐艦052Dと052Cは遠洋作戦のニーズに完全に適応している」と指摘。「今回の演習には大きなハイライトが3つある。第1に規模が大きく、第2に大変実戦的で、第3に内容が豊富だった。今回の実兵対抗演習は事前にマニュアルを設けず、監督部は随時新たな状況を出し、指揮官は臨機判断し、行動を変え、新たな戦況に適応した。演習内容は主要な海上作戦行動をカバーした。例えば進攻、電磁対抗、対潜、対空、対機雷、潜水艦と艦艇の共同作戦、艦艇と航空兵の共同作戦などで、他に後方支援も含まれ、海上作戦全体について整った演習を行ったと言える」と述べた。
また「今回の演習は通常のもので、特定の突発的事態を念頭に特別に計画されたものではなく、演習の背景は南中国海の平和と安定の維持だ」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年12月22日