国防部(国防省)の26日の記者会見で、呉謙報道官は「日本側に南中国海巡航を鼓吹する者がいることは、高度に警戒すべき問題だ」と表明した。
――日本の安倍晋三首相は米国のオバマ大統領とマニラで会談した際、米軍艦が南沙(英語名スプラトリー)諸島の島・礁の12カイリ内を自由に航行することを支持すると表明した。日本が南中国海巡航に参加した場合、中日関係の大局に影響するか。中日間の4つの共通認識に影響するか。
日本は南中国海問題の当事国ではない。われわれは南中国海をめぐる争いに域外国が介入することに一貫して反対している。日本側に南中国海巡航を鼓吹する者がいることは、高度に警戒すべき問題だ。歴史を振り返ると、1930、40年代に日本側も南中国海で巡航し、中国の南沙諸島を侵略・占領しただけでなく、フィリピンなど南中国海周辺諸国を侵略し、地域の国々の人々に甚大な惨禍を与えた。われわれは日本側に対して、南中国海の平和・安定の維持、中日関係の改善に寄与することを行うよう促す。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年11月27日