17日午後、日本のポップカルチャーであるロリータにフォーカスしたロリータファッションショーが開幕したのに続き、第6回北京国際映画祭の「日本映画週間」のオープニングセレモニーも開催。北京国際映画祭組織委員会の張蘇・副事務局長や在中国日本大使館の山本恭司公使、著名なプロデューサー熊田雅彦、人気女優・原田美枝子、人気俳優・斎藤工、巨匠・西村喜廣監督、人気モデル・青木美沙子、AKIRAなどが各イベントに出席した。人民網が報じた。
北京国際映画祭で2011年から開催されるようになった日本映画週間。今年も中日映画交流を盛り上げる。同イベントを共催するNPO法人日中映画祭実行委員会の耿忠理事長はオープニングセレモニーで、「中日両国の間にどんな波風が生じてきたとしても、映画の魅力は波風や障害を乗り越え、両国の観客の親近感を増し加えることができる。今回上映される8作品には、日本独特の美学が詰まっている。それら作品がヤエザクラの花びらのように、北京映画祭、中日交流において、あたたかく魅力的な春の色を加えてくれることを願っている」と語った。
また、張副事務局長が、「滝田監督の『おくりびと』は、日本語のセリフを採用したが、世界で人気となった。これは、映画は世界共通の言語ということを物語っている。北京国際映画祭は、世界各国の映画のために、互いに交流し、学ぶことのできるプラットホームを提供するだろう」と語ると、山本公使も、「日本映画の上映を通して、両国の観客が感動を分かち合い、理解、友情を深めることを願っている」と語った。
「春の北京で世界一の映画を見よう!」をテーマにした日本映画週間では、映画を通して心温まる「北京の春」を迎える。16日夜、映画「虎影」が初めて中国で上映。17日の開幕式で、西村喜廣監督は、「上映前は不安な思いになりあれこれ考えた。こんなに熱烈な反応をしてもらえるとは思ってもみなかった。皆さんの笑顔を見て、これからもこのような映画を製作し続けようと思った」と中国の観客に感謝を示した。同映画で主演を務めた斎藤工も、「多くの日本の若者も、中国映画に大きな関心を示している。でも、中国映画に直接触れる機会が少ないのが残念。昨年の東京国際映画祭で中国映画週間が開催され、中国の名作が上映された。今年の北京国際映画祭でも日本映画週間が開催された。これは、両国の若者にとって相手の国を知る良い機会。今後もこのようなイベントが行われることを願っている」と語った。
今回の日本映画週間の関係イベントは24日まで行われ、映画の上映のほか、18日からは、北京華堂商場十里堡店で‐映画の旅‐ロケ地紹介展示会を開催し、同映画週間で上映される8作品のロケ地を紹介する。また、同日、北京映画学院で「黒澤明監督の世界・中国の映画に与えた影響」と題する中日映画フォーラムが開催される。人民網は、これらイベントに注目し、その様子を伝える予定。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年4月18日