このほど、国連UNウィメン、国連開発計画(UNDP)の北京事務所並びに多数のカフェ内のトイレで「ジェンダーフリートイレ」標示の使用を開始し、性差に関係なく全ての人々が使用できるトイレにした。このプロジェクトの発案者によると、この標示は男女別のトイレを男女共同トイレへの変更、若しくはトイレのリニューアルという意味ではなく、性差に関係なく有効的なスペースの創造を提唱し、皆が使いやすいトイレにすることを意味している。
性的少数者(異なる時間や経歴で認識を変えた人を指す。心の中では男性と女性の性別の特徴が入り混じったり、伝統的な女性、男性の枠に当てはまらない人)の超小米さんは取材に対し、「一度、とてつもない屈辱を味わったことがある」という。彼は、昨年10月1日の「国慶節(建国記念日)」の時に北京市の西単にある商業施設で買物をしてトイレに行った時のこと、面倒を起こしたくないので、いつもは身体障害者用の個室トイレを使っていた。しかしその日は故障中だったため、彼は男子トイレに入ったが、化粧をしていたため、男子トイレの清掃員に女子トイレに行くよう言われた。彼が女子トイレに入り、出てくると意外にも管理スタッフがドアをブロックしていた。「清掃員が私の身なりを不審に感じたのかもしれない」と、彼は言う。
●キーワード
【流性人】性的少数者
【残障人士】身体障害者
【独立厕所】個室トイレ
NGO団体アンドリュー・カウンセリングセンターの楊剛氏は超小米さんの一件を耳にした後、以前に自身の友人がトイレで不便な目に遭ったことを慮り、「ジェンダーフリートイレプロジェクト」を発案、5月に入ってから現場でのプロモーションを実施した。現在、国連UNウィメン、国連開発計画(UNDP)の北京事務所と多数のカフェ、バーで「ジェンダーフリートイレ」標示の使用を開始した。
●キーワード
【线下推广】現場でのプロモーション
【联合国妇女署】国連UNウィメン
【联合国开发计划署】国連開発計画(UNDP)
「人民網日本語版」2016年6月21日
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