人民網日本語版>>科学技術

太陽の光を必要としない中国の植物工場を見学 

人民網日本語版 2019年03月13日10:52
太陽の光を必要としない中国の植物工場を見学 
植物工場内の植物育成ライトの下で育つレタス。

安徽省合肥市にある中国科学技術大学先進技術研究院外の芝生には、「植物工場」と書かれた密閉されたコンテナが置かれている。その中にあるのは、太陽の光を必要としない植物を育てる「地下植物工場」だ。中国新聞網が伝えた。

3月11日、科学研究者に案内されて、無菌衣に着替え、太陽の光の当たらない植物工場を取材した。そこでは、レタスやチェリーラディッシュ、セロリ、ヒユといった普段よく目にする葉物野菜が植えられたトレーが整然と並べられ、すくすくと育っていた。その上には、赤、青、黄色の3色の電気が光っている。安徽昂科豊光電科技有限公司総経理の張放心博士によると、肉眼で見える光は、植物育成ライトの光。このライトは、植物の成長に必要な光合成の原理を再現し、補助的役割を果たすだけでなく、太陽の光がなくても植物を育成することができるのだという。そのため、例え太陽の光が無い地下の植物工場だったとしても、地上と同じように植物を育てることができる。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年3月13日

  1 2 3 4 5 6 次ページ

関連記事

おすすめ写真

コメント

ランキング