外交部(外務省)の耿爽報道官は25日の定例記者会見で露朝首脳会談について、朝鮮半島問題の解決に新たな弾みがつくとの考えを示した。
【記者】ロシアのプーチン大統領は25日朝鮮の最高指導者・金正恩氏とウラジオストクで会談を行った。朝鮮半島問題を中心に話し合ったとされる。これについてコメントは。
【耿報道官】中国にとってロシアと朝鮮は共に友好的近隣国だ。われわれは露朝の上層部交流の強化及び二国間協力の深化を歓迎する。これは二国間関係の発展増進に寄与し、地域の平和・安定にも資すると信じる。われわれは露朝首脳会談の進展に注目し続けてきた。現在得られた情報によると、会談は割合積極的な成果を得た。会談によって朝鮮半島問題の解決に新たな弾みがつくとわれわれは信じる。
また、朝鮮半島の隣国及び国連安保理常任理事国として、中露両国が朝鮮半島問題について緊密な意思疎通と調整を保ち続けていることも述べておきたい。双方は朝鮮半島の平和・安定のために連携して多くの取り組みをし、朝鮮半島問題の政治的解決のロードマップを共同策定してきた。現在、朝鮮半島情勢は対話と緩和という前向きな動きを示している。われわれはロシアを含む関係各国と共に、包括的、段階的、同時的アプローチに従い、朝鮮半島の非核化と政治的解決のプロセスが前向きに邁進し、積極的な成果を得続ける後押しを引き続きしたい。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年4月26日