米国防総省がその報告の中で、中国を「修正主義大国」としたことについて、外交部(外務省)の耿爽報道官は3日の定例記者会見で、「中国にいわゆる『修正主義大国』というレッテルを貼ることはできない。米国の一部の人々に対し、事実を正視して、中国にいわれなき恥を与えたり、中傷することを止めるよう忠告する」とした。
【記者】米国防総省が1日、公式ウェブサイトで発表したインド太平洋戦略に関する報告書で中国を国際体制を破壊する「修正主義大国」と指摘したとの報道について、コメントは。
【耿報道官】米国防総省は「インド太平洋戦略」報告書で、いわれなき対中非難を行った。これは全く受け入れられるものではない。いわゆる「修正主義大国」や「国際体制を破壊」といったレッテルを中国に貼ることはできない。
中国は一貫して国際秩序の擁護者だ。中国は国連憲章に最初に署名した国であり、これまでに100以上の政府間国際組織に参加し、500以上の多国間条約に署名しており、国連安保理常任理事国5ヶ国の中で平和維持部隊を最も多く派遣している国だ。中国は引き続き国連憲章の趣旨と原則を核心とする国際秩序及び国際体制を擁護していく。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年6月4日