7月14日、杭州市のあるショッピングモールで撮影した「故宮口紅」(写真著作権は東方ICが所有のため転載禁止)。 |
故宮博物院が文化クリエイティブ商品として打ち出した初のメーキャップ商品である「故宮口紅」がこのほど、浙江省杭州市のあるショッピングモールに登場した。ネットで先を争って買う必要がなくなったのと同時に、売り場で実際に試すこともできるようになり、若い客の人気を集めている。「故宮口紅」は全部で6カラー。故宮博物院の文化クリエイティブ館がデザインし、6種類の口紅カラーには故宮博物院の貴重な所蔵品の色が採用されている。外観デザインは故宮が所蔵する服飾品などの文化財をモチーフにしており、3Dプリンター技術を採用して作られているため、はっきりと凹凸感を感じられる手触りとなっている。また開閉部にはマグネット方式を採用し、底の部分には故宮博物院のマークがあしらわれている。この6タイプの口紅には、故宮の要素がちりばめられていると言っていいだろう。2018年12月現在、故宮博物院が自主開発した文化クリエイティブ商品は計1万1936品目、50以上のシリーズに及ぶ。そのうち多くの商品は人々が先を争って買い求める「ネット人気商品」となっており、故宮の奥深い伝統文化をベースにした文化クリエイティブ商品が放つ魅力を人々に感じさせている。 (編集AK)
「人民網日本語版」2019年7月15日