王毅国務委員兼外交部長(外相)は20日夜、第9回中日韓外相会談に出席するため訪中した韓国の康京和外相、日本の河野太郎外相と北京・古北水鎮で会談した。新華社が伝えた。
王部長は「私たちは長城の麓で今回の中日韓外相会談を開くことを選んだ。それはわれわれ東洋人は万里の長城の持つ意味と文化的記号及び文明のコードを読み解くことができるからだ。中日韓3カ国は共に悠久の歴史を持つ国だ。歴史はわれわれに重要な啓示を与え、深い教訓も残した。われわれは歴史の中から歩んできた。歴史を忘却してはならず、歴史を避けてはならない。歴史を直視して初めて、未来へ向かい、未来を切り開くことができる」と指摘。
「中日韓は共に世界の重要なエコノミーであり、一国主義が盛んに行われている現在の状況の下、3カ国の各自の利益と共通利益からも、国際社会共通の願いからも、一致団結して、共に試練を迎え撃つべきだ。3カ国間協力は互いの溝や摩擦を乗り越え、地域の平和・安定と共同繁栄に尽力する必要があり、われわれにとって現在はまさに協力強化の重要な時機だ。われわれの共同の努力によって、21日の3カ国外相会談が順調に開かれ、さらに多くの共通認識を形成するとともに、年内のサミット開催のために十分な準備を仕上げることを希望する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年8月21日