香港の騒ぎはすでに2カ月余り続き、われわれは多くの報道を目にしてきた。この騒ぎをどう見るか?どう評価し、どう予測するか。最近人民日報海外版のニューメディア「侠客島」はシンガポール国立大学の鄭永年教授と対談を行った。人民日報海外版が伝えた。
【侠客島】今回外部勢力が香港で演じている役割をどう判断するか?
【鄭永年】香港はこれほど国際化が進んでいるうえに歴史的原因もあり、外国勢力は当然広範に存在する。外国勢力は間違いなく香港の発展に干渉しようとする。これはシンガポールとも比較できる。シンガポールも国際化しているが、外国勢力の活動はシンガポールの法律を遵守する必要がある。
香港の問題はまさにここにある。国際勢力は香港で責任を負う必要がないだけでなく、香港の法律の規制を受けない。反対に香港の司法を左右し、香港の司法に影響を与えることができる。
そして、一般的に社会運動の参加者、発起人に最もよく見られるのは、自らの行為を道徳的として、いかなる司法や制度も凌駕するものとすることだ。自分たちの保護を要求する時には、司法が重要だと言う。法律を破壊する必要がある時には、司法は重要でないとする。