韓国の康京和外相と日本の河野太郎外相は21日の第9回中日韓外相会談の間、それぞれ王毅国務委員兼外交部長(外相)に現在の香港情勢について尋ね、香港の自国企業及び自国民の安全を憂慮していることを伝えた。新華社が伝えた。
王部長は現在の香港情勢の推移と経緯、及び外国勢力が手出しし、干渉しているという問題の本質を説明し、「少数の極端な暴力分子が立法会で殴打と破壊をはたらき、警察官複数を殴打し負傷させ、法律の守るべき一線を突破した。罪のない民衆を取り囲んで殴打し、大陸部の記者と観光客の人身の自由を制限し、道徳の守るべき一線を踏みにじった。外国国旗を掲げて街を練り歩き、中国の国旗と国章を汚損し、『一国二制度』原則の譲れぬ一線に挑戦した。どの責任ある政府や法治社会も断じて容認、座視できぬことだ」と指摘した。
また「香港の事は中国の内政であり、外部勢力の干渉は許さない。中国中央政府は断固として香港特区政府の法に基づく施政を支持し、香港警察当局の厳正な法執行を支持し、香港の司法機関が法に基づき暴力犯罪分子を懲罰することを支持する。中央政府は引き続き確固不動として『一国二制度』の方針を貫徹し、香港の繁栄と安定を守る」と強調した。
王部長は「極端な暴力行為に、いくつかの国が香港の自国企業及び自国民の安全を憂慮していることに、われわれは理解を表明する。特区政府は彼らの正当で合法的な権益を法に基づき保護すると信じる。各国は特区政府が法に基づき暴力と混乱を制止していることを理解し、支持し、この事に対して客観的で公正な立場を取るべきだ」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年8月22日