人民網のインタビューを受ける香港特区政府財政司の陳茂波司長(撮影・劉潔妍)。
この数ヶ月間、香港地区では社会情勢が動揺し、さらには極端な暴力事件まで発生して、香港地区の経済・市民生活に深刻な影響が及んでいる。先ごろ、北京を訪れて一連の新中国成立70周年行事に参列した香港特区政府財政司の陳茂波司長が人民網のインタビューに応じ、「香港経済は内外ともに苦境に直面している。特区政府は引き続き必要性を評価して、適時救済措置を講じ、市民とともに難関を乗り越えていく」と述べた。陳氏はさらに、「『一国二制度』は香港地区の成功の最も重要な基盤であり、しっかりと守っていかなければならない。現在の急務は暴力と混乱を抑え、社会の秩序を回復することだ」と強調した。人民網が伝えた。
〇中華人民共和国成立70周年祝賀行事への参列について
「大いに奮い立ち、未来の発展に自信」
10月1日、中華人民共和国成立70周年を祝賀する一連の行事が北京の天安門広場で盛大に執り行われ、20万以上の軍人・市民が共和国成立70周年を祝った。陳氏は招待を受け、来賓として天安門の城楼でこの盛大なイベントを目の当たりにした。
「この数十年来、中国人民は立ち上がり、豊かになり、強くなった。私はこれに深い感慨を抱いている」とした陳氏は、幼い頃学校で中国近代の歴史を勉強し、中国が外敵の侵入を受け、抗日戦争を戦った歴史を知り、重苦しい気分になった記憶が残っているためとその深い感慨を抱いた理由を語った。そして、「社会に出て働き始めた後、1980年代の中ごろから大陸部に来るようになった。過去数十年間取り組んできた仕事でも、国が改革開放を経て、経済と社会が天地がひっくり返るような変化を遂げるのをこの目で見てきた」と陳氏は語る。
2012年から、陳氏は香港特区政府に勤務している。この過程で、陳氏は中国の発展計画を深く理解し、香港地区の未来の発展に対しても自信を抱くようになった。「今回国慶節(建国記念日、10月1日)の行事に参列して、民衆が非常に喜び、誰もが心からの笑顔を見せているのを目にした。皆が興奮し、奮い立ち、未来の発展に自信を抱いていた」と、陳氏は興奮冷めやらない様子で語った。