正しい軌道に沿った前向きな発展進めるべき中米関係 (2)

人民網日本語版 2019年10月14日17:02

世界経済は今まさに低迷時期にあり、中米経済貿易摩擦が1年以上にわたってもたらした不確定性はすでに世界経済を覆う一片の愁いの雲となっている。大国間のいかなる深刻な戦略的判断のミスも、その衝突や対抗を「予言の自己成就(何らかの予期が単なる思い込みでも、意識的または非意識的にその予期を実現するような行動をとることにより現実になること)」にすることができる可能性があるからだ。国際社会はおしなべて中米双方の意思疎通を歓迎しており、互いに障害を設けるのではなく、善意を示し、摩擦をエスカレートさせることを望んでいない。これもまた、新たな中米閣僚級経済貿易協議が発信する積極的な情報が、中米両国の市場を活気づけただけでなく、世界全体の市場の様々な指標にも好反応をもたらした理由だ。国際世論は、「この中米両国の15ヶ月間にも及ぶ関税バトルが解決に向けて大きな一歩を踏み出したことは、世界経済にホッと一息つかせるチャンスを与え、金融市場を鎮静化させる期待を抱かせている」と評価している。

協力は中米両国にとって唯一の正しい選択であり、ウィンウィンこそがより素晴らしい未来に通じる道だ。中米双方は両国の関係が正しい軌道に沿って前向きに発展することを確実にするため、あらゆる努力を尽くすべきだ。現在、人々は中米両国首脳のアルゼンチン・ブエノスアイレスと日本・大阪における首脳会談での共通認識により重要な意義を感じている。「双方は互恵互利を基礎に協力をさらに展開していき、溝を管理・コントロールして、共に協調、協力、安定を基調とした中米関係を推し進めていくことで一致」や「両国首脳は、新たな関税の徴収を停止し、両国の経済貿易チームに協議を迅速に進めるように指示し、あらゆる関税の徴収を解除する方向に向けて、互恵・ウィンウィンの具体的な合意に達する共通認識に至った」、「両国首脳は平等と相互尊重を基礎に、経済貿易協議を再開することに合意した。米国側は中国製品に対して新たな関税を加えない」といったような共通認識は万金に値し、中米双方は向かい合って進むことを当然の如く堅持し、両国首脳は確定した原則と方向に基づいて、平等と相互尊重を基礎に、互いに関心を抱く問題を適切に解決し、両国の経済貿易を健全で安定した前向きな発展に推し進め、両国と世界の人々の福祉を増進させ続けなければならない。(編集TG)

「人民網日本語版」2019年10月14日 

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