サイバー空間のグローバル・ガバナンスを共同推進

人民網日本語版 2019年10月23日10:45

インターネット誕生50周年にあたり、80数カ国・地域の来賓約1500人が第6回世界インターネット大会に出席した。サイバー空間のグローバル・ガバナンス推進に対する世界的な関心をはっきりと示すものだ。習近平国家主席は大会に寄せた祝賀メッセージで、インターネット発展の趨勢を深く洞察し、人類の共同幸福の増進という観点に立って、インターネットの良い発展・運用・ガバナンスを提唱した。中国は各国と共にサイバー空間のグローバル・ガバナンスを推進することに尽力し、サイバー空間運命共同体の構築に努力する。これは時代の潮流に順応し、果敢に発展の責任を担い、リスクと試練に共に対処する行動だ。(人民日報「鐘声」国際論評)

烏鎮が世界インターネット大会と縁を結び、歴史が未来の技術と手を繋ぎ、"Smart Everything" "Internet of Everything" (IoE) に豊かな内包を与えた。ある業界関係者は「我々はデータ中心の斬新な世界へと連携して踏み出しつつある。各産業共に再構築され、深い変化が生じている。そして"Smart Everything" "IoE"はこれを最も代表する趨勢の一つだ」と指摘する。

"Smart Everything" "IoE"へ踏み出すのは喜ばしい事だが懸念もある。インターネットは発展が不均衡、ルールが未整備、秩序が非合理的といった問題が日増しに顕在化しており、世界的規模で個人のプライバシー侵害、知的財産権の侵害、サイバー犯罪等が時に発生し、サイバー傍受、サイバー攻撃、サイバーテロ活動などが世界的公害となっている。これらはサイバー空間ガバナンスに存在する問題の集中的な反映だ。中国が世界インターネット大会を創設したのには、世界によるインターネットの共同享受・ガバナンスのためにプラットフォームを提供し、国際社会によるインターネット共有・ガバナンス理念を推進し、思想的共通認識を形成し、実務協力を深める狙いがある。今年の大会は「インテリジェントな相互接続 開放と協力――サイバー空間運命共同体を手を携えて共同構築」というテーマに焦点を合わせ、科学技術の焦点となる問題と産業の最前線に対する国際社会の関心に応えている。

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