5カ月余りの違法暴力活動によって、香港は本来あるはずでなかった衰退に陥っている。(文:柴逸扉・本紙論説員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)
最近の統計では、今年第3四半期の香港の域内総生産(GDP)は前年同期比マイナス2.9%となる見通しだ。これは第2四半期の0.4%を遥かに下回り、2期連続のマイナス成長となる。この趨勢は、香港経済がすでにテクニカルな衰退に入ったことを示している。また、第1~第3四半期のGDPはすでに前年同期比マイナス0.7%となっている。香港特区政府経済顧問弁公室によると、特区政府は今年の香港経済の成長率見通しを、すでにマイナス1.3%に下方修正した。経済成長率見通しの下方修正は今年2回目だし、通年でのマイナス成長は10年ぶりだ。
「赤信号」が灯っている統計は1つだけではない。香港の地元観光業は10月前半の観光客数が前年同期比で約半減した。小売業は8月単月の小売総額が統計を取り始めて以来、前年同月比で最大の下落幅を記録した。飲食業の直面する状況は2003年の新型肺炎(SARS)の時期よりも厳しく、全体の売上高が6月から減少し始め、10月にはすでに半減となった。香港の小売業、ホテル業、飲食業の合計失業率はすでに過去2年余りで最高の4.9%に上昇。このうち飲食業の失業率は過去6年間で最高の6.0%に達している。
人々で賑わい商売の繁盛していた銅鑼湾、旺角、尖沙咀など商業エリアの場景は、すでに雲散霧消した。暴徒に繰り返し襲撃され、破壊された後、こうした地区は舗装ブロックを剥がされた路面、乱雑に積まれたバリケード、燃やされ破壊されたミニバスや店舗だらけで、まるでパニック映画のシーンのようになっている。このような状況を前にして、観光に訪れたい人がどれだけいるだろうか?
その上暴徒達による破壊で、すでに多くの公共の場に傷跡が残り、様々な施設が多かれ少なかれ損壊している。今年6月から10月末までに香港全体で交通信号機460基が人為的に破壊または妨害され、ガードレールなど4万5600メートルが破壊・撤去され、歩道ブロック約2900平方メートルが取り外され、ゴミ箱670個が壊され、鉄柵など900個以上、プラスチックバリケードなど1500個が失われた。
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