陳旭大使「中国の力強い新型コロナ対策を各国が称賛」

人民網日本語版 2020年03月09日14:37

国連人権理事会の第43回会議がスイス・ジュネーブで開催中だ。在ジュネーブ国際機関中国政府常駐代表の陳旭大使はこのほど環球時報の単独インタビューに、人権や感染症関連の問題について深く読み解いた。陳大使は「中国は総合的な力が高まるに従い、国際問題により積極的に、より確かに関与するようになってきている」「感染症は人類共通の敵だ」と述べた。また、「関係国に支援の手を差し伸べるのは中国の責任だ」とした。環球時報が伝えた。

■人権の道具化に断固反対

近年、一部の反中勢力が国連人権理事会で中国にいわれなき非難を加えている。陳大使は「我々はこれを甘く見てはならず、不当な非難には力強く反撃する必要がある。一部の西側諸国が毎回合同反中行動を取っていることに皆も注意を払っている。例えば人権理事会議長や国連人権高等弁務官にいわゆる『連名書簡』を送ったり、人権理事会で『共同発言』をして、中国の人権政策及び実践にいわれなき非難を加えている。これに対して我々は力強い反撃を加えて、誤った見解を正さなければならない。これと同時に、我々は国連人権理事会の他国の議題の審議に積極的に参加する。我々は一貫して人権を名目に他国の内政に干渉することに反対し、人権を政治的道具と見なすことに反対している。このため我々はこの問題において、他の途上国と一緒になって我々共通の利益を守る。我々は一貫して公開・開放・建設的姿勢に基づき、具体的意義のある対話を随時行う用意がある。我々は互いに平等に扱い、尊重し合う方法で、成果に富む対話を行うことを望んでいるが、人権を道具にして公然と圧力を加えることには断固反対する」と述べた。

■中国の力強い感染予防・抑制措置を各国が称賛

他国の大使らは中国の感染症対策をどう評価しているのだろうか。これについて陳大使は「アフリカや中南米の代表も欧州各国の代表も、さらには米国も含め、私に伝えてくるメッセージには一致するものが2つある。まず、団結と支持を表明し、続いて中国の力強い感染予防・抑制措置を称賛する。感染症を中国で有効に抑制しただけでなく、他国の感染予防・抑制のために有利な条件を創造し、時間を稼いだことだ。外国メディアも関心を寄せている。『中国は自らの事を非常に良く行ったが、医療システムの脆弱な他の国々への支援も考えているのだろうか?』と。我々には確かにその考えがある。自国の事をしっかりと行うだけでなく、できる範囲内で、支援の手を差し伸べる必要がある。実は我々はすでに、イランとアフリカ諸国に防護用品や検査試薬を提供するなど、いくつかの事を行った。これは我々の尽くすべき責任だ。これは伝統的な友好以外に、『感染症は人類共通の敵』という共通認識によるものでもある」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年3月9日

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