習近平国家主席は14日夜、セルビアのブチッチ大統領、キルギスのジュエンベコフ大統領、フィンランドのニーニスト大統領とそれぞれ電話で会談した。新華社が伝えた。
セルビアのブチッチ大統領との会談で習主席は、「中国は現在セルビアの人々が直面している感染症の脅威を我が事のように感じており、セルビアに対しすでに緊急で必要としている医療防護物資を提供し、ハイレベル医療専門家チームを派遣した。中国は引き続きセルビアの感染症対策にサポートと支援を提供していく。中国はセルビアとともに、断固として国際的な道義を守り、国際社会が力を合わせて困難を乗り越え、団結・協力するよう促していくことを望んでいる」と述べた。
キルギスのジュエンベコフ大統領との会談で習主席は、「中国の感染症予防・抑制状況が最も困難だった時に、キルギス政府は困難を克服して迅速に中国に医療物資援助を提供し、キルギス社会各界はさまざまな形で中国の感染症との闘いを応援し、多くの心温まる瞬間が生まれた。中国はキルギス国民とともに感染症と闘い、引き続きキルギスにできる限りの援助を提供し、予防・抑制経験と診療プランを共有し、早急に医療専門家を派遣することを望んでいる」とした。
フィンランドのニーニスト大統領との会談では習主席は、「人類は苦楽を共にする運命共同体だ。国際社会は力を結集させて初めて、ともに苦難を乗り切り、感染症に打ち勝つことができる。中国は各国とともに世界の公衆衛生事業の発展を促進することを望んでいる。我々は医療防疫物資の生産能力優先的に回復・向上させ、世界の産業チェーンとサプライチェーンの安定を守り、国際的な防疫協力と世界経済の安定に貢献していく。中国はフィンランドと感染予防・抑制経験についての交流を引き続き行い、フィンランドが現在の防疫物資不足などの困難を解決できるようサポートすることを望んでいる」とした。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年4月15日
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