新型コロナが猛威を振るう中の米独立記念日 社会的分断は一層激化

人民網日本語版 2020年07月06日10:44
新型コロナが猛威を振るう中の米独立記念日 社会的分断は一層激化
ニューヨークの5番街で新型コロナウイルスの最新の感染状況を表示する情報パネルの傍を通り過ぎる通行人(新華社・王迎記者撮影)

米国は4日、独立記念日を迎えた。前日に発表された新型コロナウイルスの新規感染者数は1日で5万7718人と、再び過去最多を記録した。新華社が伝えた。

厳しい感染状況にも関わらず、トランプ大統領は3、4両日に祝賀行事を続けて実施したうえ、演説の中で感染症の影響をうやむやにし、国内の彫像撤去の風潮を糾弾して、自らの再選に向けたムードを高めた。大統領選が近づくにつれて、政党間の争いが日増しに激化しているうえ、感染症と人種問題という二重の打撃によって、米国社会の分断は一層激化しているとアナリストは指摘する。

■感染状況をうやむやに

トランプ大統領は4日夜にホワイトハウスで独立記念日の演説を行った際、感染状況に多くは言及しなかった。トランプ大統領は米国の感染症との闘いは「多くの進展を得た」と述べ、感染者数の激増は「大規模な検査の結果」であるうえ、「99%の症例は完全に無害」だとした。だが米国は現時点でもなお世界で最も感染状況の深刻な国であるうえ、感染拡大は再度激化する勢いにある。CNNの首席医療担当記者であるサンジェイ・グプタ氏は4日「米国の感染状況から見て、現在はまだ祝賀する時には程遠い」と指摘。一部の地域では感染が制御不能になる危険性があり、感染防止・抑制の取り組みを見直すべきだとした。

■社会的分断が激化

米国ではアフリカ系男性ジョージ・フロイドさんが白人警察官の暴力的な法執行の後に死亡したことで、過去1か月余りにわたり全国的な抗議活動が続き、各地で歴史的人物の彫像などを撤去する風潮が起きている。

「人種差別などの問題で米国社会の分断が激化している中でもなお、トランプ大統領は過激な言い回しの発言を続けている。このやり方には、保守派の有権者をさらに多く引きつけて、自らの再選に向けたムードを高める狙いがある」とアナリストは指摘する。

米国の複数の世論調査機関による最近の調査は、バイデン氏の支持率がトランプ大統領を上回り、かつその差は開き続けていることをはっきりと示している。11月初めの大統領選投票日まで、あと約4か月しかない。大統領選が近づくにつれて、民主・共和両党間の争いは一層激化していき、感染症や人種問題が相手を攻撃する武器であり続ける。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年7月6日

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