中央政府は香港地区の感染状況を重視 要請に応じあらゆる支援の用意

人民網日本語版 2020年07月28日14:05

中央人民政府駐香港特別行政区連絡弁公室の報道官は26日「中央政府は最近香港地区における新型コロナウイルス感染症の感染状況を非常に重視し、香港同胞の生命の安全と身体の健康に非常に関心を寄せており、特区政府の要請に応じて、あらゆる必要な支援を随時行う」と述べた。

報道官は「新型コロナウイルスの感染が発生して以来、中央政府は常に香港地区の感染状況及び香港同胞の健康と安全に非常に関心を寄せており、大量のマスク及びその他防疫物資の香港地区への輸送を調整し、民生物資の供給確保に全力を挙げ、香港地区の焦眉の急を緩和するとともに、中国内陸部及び国外に滞在する香港人が香港地区に戻る手助けに力を入れてきた。香港地区における感染の大幅な再拡大に対処するため、中央政府は香港地区のPCR検査能力の向上を支援し、臨時医療施設の建設に助力することを明確に表明した。特区方面が必要としさえすれば、中央政府は医療物資、医療施設・機器などの面で力強く支援する。中央指導部の指示に基づき、国家衛生健康委員会は7月24日に広東省・香港地区・マカオ地区の政府と特別テレビ会議を開き、技術交流とノウハウ共有を強化した」と説明。

「中央政府と内陸部同胞が香港地区の感染状況を気にかけている時、香港市民が中央政府の手助けの下で、感染拡大を迅速に源から断つことを待ち望んでいる時に、少数の香港人がこともあろうに無数の市民の生命の安危を顧みず、種々様々な奇怪な論調をぶち上げていることに、人々は驚愕している。ある者はいわれなく『こうしたやり方は香港の法例と専門規則に符合しない』『内陸部の医療従事者は英語でコミュニケーションが取れない』と問題視しており、内陸部の同業者に対する傲慢と偏見に満ちている。ある者にいたっては『内陸部の医療チームは香港人の遺伝子サンプルを内陸部に送る』『内陸部の機関の診断センターがウイルスをまいた可能性がある』とすら言っており、守るべき一線の全くないデマであり濡れ衣だ。こうした論調に顕著な政治的企みがあることは明らかだ。一部の者の目には、無数の市民の生命と健康は別に重要ではなく、政治的分離と自らの私利の保護こそが最も重要なのだ」とした。

報道官は「中央政府は引き続き香港地区の感染状況の推移を注視し、特区政府と緊密なコミュニケーションを保ち、特区の必要に応じてあらゆる必要な支援をさらに行う。全社会が行政長官と特区政府の指導の下、心を一つにして感染症と闘い、共に困難を克服し、感染を防止し、抑制し、阻止するこの闘いに勝利することを希望する」と強調した。

香港特区の張建宗政務司司長は27日「香港地区には国家という後ろ盾がある。林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官はすでに検査能力の強化への助けを望み、中央政府に要請を行った。行政長官は中央政府に臨時医療施設の建設への助け、及び内陸部がワクチンの開発に成功した場合の香港地区への提供も希望した」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年7月28日

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