南京大虐殺の歴史に新証拠

人民網日本語版 2020年08月24日10:22
南京大虐殺の歴史に新証拠

中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館は22日、南京大虐殺の生存者である夏淑琴さんが日本右翼分子を名誉毀損で訴えた際の代理人弁護士・談臻氏の遺族から関係する資料や物品の寄贈を受けた。新華社が伝えた。

「最も貴重なものは、当時応訴のため夏さんに同行して日本へ渡った弁護士、記念館職員らと共に撮影した写真だ。また、資料には日本の対中友好関係者の名刺もある。これらはこの歴史案件のディテールの描写を補いうる」と張建軍館長は語った。

1998年、亜細亜大学教授の東中野修道氏と自由史観会会員の松村俊夫氏は2冊の著書で夏さんらを「偽証人」として描写した。2000年、夏さんは南京で松村氏と東中野氏を相手取り名誉毀損訴訟を起こした。夏さんによる中国国内での訴訟に対して、東中野被告は東京で反訴した。

談氏等と南京の支援弁護団は夏さんに同行して日本で応訴。夏さんが日本の裁判所に出廷すると、相手側は突然訴訟を取り下げた。夏さんは直ちに反訴した。2009年、日本の最高裁は夏さんが『「南京虐殺」の徹底検証』の著者と出版社を相手取り起こした名誉毀損訴訟で、夏さん勝訴の判決を言い渡した。この間、談氏等は日本の対中友好関係者及び弁護団と共に、日本右翼分子と法廷闘争を繰り広げた。

談氏が推し進める形で、南京市弁護士協会と南京市法律援助基金会は2017年に「南京大虐殺の歴史の真相を守る弁護士大連盟」を結成。南京大虐殺生存者の権益保護、南京大虐殺の法的問題の研究及び民間訴訟の推進等に尽力している。

2020年6月12日、談氏は病没した。8月22日、談氏の遺族は「夏淑琴名誉毀損訴訟」に関係する物品、記念館と関係のある資料及び個人的遺品を無償で記念館に寄贈した。

「記念館にとって談弁護士は歴史への責任感のある人だった」。張館長は「数日前に南京大虐殺の生存者がまた一人死去して、登録されている生存者はわずか73人となった。歴史の証人が減り続ける中、記念館は寄贈された資料や物品のための専用スペースを設け、談氏の重要な貢献を銘記する。また、さらに多くの人々に歴史の記憶を継承し、平和的行動を実践する使者となってほしい」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年8月24日

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