中米双方にとって最良の選択は協力

人民網日本語版 2020年09月07日11:20

最近米国の一部の政治屋は個人的利益のために様々な謬論をぶち上げ、中米関係の歴史と現実を恣意的に歪曲し、摩擦と分断と対立を引き起こそうと愚かにも企てている。習近平国家主席は「双方にとって最良の選択が協力であることは、歴史が十分に証明している」と指摘した。両国関係を健全で安定した発展の軌道に戻すには、中米双方が向き合って進め、共に努力して、問題解決の正しい方法と道を探る必要がある。(文:戴長征・対外経済貿易大学国際関係学院院長。人民日報掲載)

40数年前、中米両国は相互尊重と「小異を残して大同につく」原則を堅持して「太平洋を跨ぐ握手」を実現した。それから40数年間、中米両国の交流と協力は両国に多大な利益をもたらし、両国民の幸福を増進し、世界の平和と発展にも重大な貢献をして、多くのグローバルな問題の解決も後押ししてきた。中米関係の発展は決して順風満帆ではなかったが、歴史と大局の観点に立って、摩擦や意見の相違をコントロールし、敏感な問題を適切に扱って、全体的に安定した発展という中米関係の基調を保つことができた。

中国は相互尊重、平等・協力、「小異を残して大同につく」という原則を終始堅持して両国関係を扱ってきた。米国の一部の政治屋が言うような米側を騙し、米側の利益を侵害するといった問題は全くなかったし、ましてやいわゆる米国にただ乗りするといった問題もなかった。実際には、中米両国は強みによる相互補完と互恵的協力を実現したのである。中国の発展は米国を含む世界各国との開放的協力のおかげであり、米国など世界各国にも大きな市場空間を提供してきた。

イデオロギーや政治制度に単純にレッテルを貼って、これを国家間の関係に水を差し、分断や対立を引き起こす道具にするのは、良からぬ企みであり、非常に危険だ。

中国国民は各国の人々が発展路線、社会モデル、社会制度を選択する自由を尊重し、それがどの国であろうと自らの意志を他国に押し付けることに反対する。現在、国際情勢は過去百年間なかった変化が加速し、不安定性と不確定性が明らかに高まっている。共に平和を図り、発展を促すことこそが世界各国の一致した願いだ。中国共産党は中国国民の幸福を図る政党であり、人類進歩の事業のために奮闘する政党でもある。中国共産党は常に人類のために新たな一層の貢献をすることを自らの使命としている。国際情勢がどのように変動しようとも、中国はイデオロギーや社会制度の違いを超越して、自らの発展と同時に全人類に幸福をもたらし続けるべく努力する。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年9月7日

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