中国長江三峡集団有限公司は18日、「三峡ダムは洪水対策や水上運輸、水資源利用などの総合的な効果と利益を存分に発揮するのと同時に、2020年の発電量が、11月15日午前8時20分の時点で1031億キロワット時に達し、南米のイタイプダムが2016年に打ち立てた単独水力発電所としての年間発電量1030.98億キロワット時の世界記録を塗り替えた」と発表した。北京日報が伝えた。
今年の増水期、長江流域では計5回にわたり洪水が発生し、ピークのダム流入量は、毎秒7万5000立方メートルという過去に類を見ない数値に達した。三峡集団は、出水期の三峡ダムプロジェクトの各種リスク管理コントロール措置を着実に進め、三峡発電所のユニット運用状況を最適化し、流域における精確な降雨予測能力および発電所連携調整能力を高めることに成功した。三峡ダムプロジェクトは終始安全・安定した状態にあり、ユニット設備は制御可能な状態が続いている。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年11月19日