広東省人民政府新聞弁公室は12日に広州市で行った記者会見で、中国が独自開発した初の1万トン級海洋巡視船「海巡09」が年内に広東省で就役することを明らかにした。中国で最大のトン数と最良の装備を誇る巡視船で、広東海事局が管理する。環球時報が伝えた。
広東海事局の林奎副局長は、「広東は海域が広大で、海上環境が複雑だ。『海巡09』の就役によって、広東の海上交通の動的管理と緊急支援が強化され、南中国海の海上輸送の安全性と円滑性が保障され、中国の海上交通ガバナンスの能力と水準が高められ、国家の海洋権益が守られる。また、『海巡09』はグローバルな巡視・救援機能を備えており、広東の海事だけでなく中国の海事が国際間情勢により良く関与できるようにし、南中国海沿岸各国の海事当局との交流や相互訪問を促進することができる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年1月13日