中国人民解放軍南部戦区の李華敏報道官は「8月27日、米ミサイル駆逐艦『マスティン』が西沙(英語名パラセル)諸島の中国領海に無断で侵入した。中国人民解放軍南部戦区が海空の兵力を派遣して全行程で追跡・監視、確認・識別を行い、当該海域から出るよう警告した。米側は国際法・ルールを無視し、再三にわたり南中国海で挑発を行い、騒動を引き起こし、『航行の自由』の名の下で実際には航行の覇権を行使し、中国の主権及び安全保障上の利益を深刻に侵害し、南中国海における国際航行秩序を深刻に破壊している。我々は米側に対して、こうした挑発行為を直ちに止め、海空における軍事行動を厳格に管理・コントロールし、最前線の海空兵力の行動を厳格に制限して、不測の事態の発生を回避するよう促す。中国は南中国海諸島及びその周辺海域に対して争う余地のない主権を有している。戦区部隊は常に高度の警戒を続けており、国家の主権と安全を断固として守り、南中国海地域の平和と安定を断固として維持する」と表明した。中国中央テレビが伝えた。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年8月28日