8月8日、河北省邯鄲市広平県の小麦粉製品工房で作られた「麺羊」(写真著作権は東方ICが所有のため転載禁止)
「送羊」は河北省南部に伝わる伝統風習で、「子羊が跪いてお乳を飲む」という意味を込めて小麦粉で作った「麺羊」を送り、子供に母親の恩に応えて親孝行をすべきだと教える意味合いが込められている。毎年旧暦6月あるいは7月の2日と3日、河北省邯鄲市東部の農村では、多くの家が羊の形をした小麦粉食品を作り、母方の祖父母を通じて外孫に、あるいは叔父・叔母を通じて甥や姪に贈るという風習がある。小麦粉でつくる「麺羊」は通常、大羊・二羊・三羊という大きさの違う3種類の羊を作り、さらには、吉祥や富を象徴する魚・ウサギ・ハリネズミなどの小動物をあしらう。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年8月10日