山西省の太原植物園・水景園で最近、スイレンの一種であるヒツジグサが赤みがかったオレンジ色と黄色のツートンカラーの花を咲かせた。これは、ワンビサ(Wanvisa)というヒツジグサの品種で、赤みがかったオレンジ色に金色の斑点があるのが最も一般的なワンビサの花だ。
植物園の関係責任者によると、花がツートンカラーになるのは珍しく、自然に発生し、人工的に繁殖することはできないという。一つの花に異なる遺伝情報を持つ細胞が混じっている状態で、専門的には「キメラ」と呼ばれる現象だ。
ワンビサは赤系や黄色系の花を咲かせ、そのほとんどが赤い花びらに金色の斑点ができる。一株のワンビサから2種類の色の花を咲かせることはあるものの、赤みがかったオレンジ色と黄色のツートンカラーで、しかも色がくっきりと分かれた花は非常に珍しいという。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年8月7日