習近平国家主席は25日、ロシアのプーチン大統領と電話会談を行った。新華社が伝えた。
習主席は「現在、新型コロナウイルスは感染状況が変動し、国際的対策は極めて困難な状況にある。中国はロシアとワクチン開発・生産協力を深め、ワクチンのグローバルなサプライチェーンの安全性と安定性を確保し、両国民の命と健康を守り、中露の力で人類衛生健康共同体の構築に貢献することを望んでいる」と表明。
「中国とロシアでどのような制度が機能するかについては、中国とロシアの国民に最大の発言権がある。中露は新時代の包括的戦略協力パートナーとして、反干渉の協力を深め、それぞれが自国の未来と運命をしっかりと自らの手中に握るべきだ」と強調した。
両国首脳はアフガニスタン情勢について踏み込んだ意見交換を行った。
習主席は、「中国はロシアを含む国際社会の各方面と意思疎通や協調を強化し、アフガニスタンの各派に対して、開かれた包括的な政治枠組の構築を協議し、穏健な国内・対外政策を実施し、様々なテロ組織と完全に断絶し、近隣諸国を始めとする世界各国と友好的に共存するよう促したい」と強調した。
プーチン大統領は、「アフガニスタン問題においてロシアと中国は立場が似ており、利益を共有している。ロシアは中国と緊密に意思を疎通し、協調し、アフガニスタン問題に関する多国間の枠組みに積極的に参加し、アフガニスタン情勢の平穏な移行を後押しし、テロリズムに打撃を与え、麻薬密輸を断ち切り、アフガニスタンからの安全保障上のリスクの波及を防ぎ、外部勢力による干渉や破壊を防ぎ止め、地域の安全と安定を維持することを望んでいる」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年8月26日