湖北省にある三峡ダムの船舶昇降機が2016年9月18日に完成し、運用が始まってから、その役割が日に日に際立つようになっている。新華社が報じた。
長江三峡通航管理局によると、ここ5年の間、船舶昇降機は安全、かつ安定して稼働し、運用回数は2万2000回、利用船舶は1万4600隻、輸送した貨物は681万8600トン、利用旅客者数は延べ46万7200人に達した。利用旅客者数、輸送貨物量、船舶利用回数は増加の一途をたどっている。
船舶昇降機で移動する船舶(画像は長江三峡通航管理局が提供)。
三峡ダムの船舶昇降機は規模が大きく、複雑な技術が駆使され、そのメンテナンスも難しい。開業から5年間、船舶昇降機はロックゲートと並行して運用され、「小型船はエレベーターを利用し、大型船は階段を利用」を実現。一連の技術革新を通じて、船舶昇降機の1日当たりの運行回数が開業時の7.3回から28.6回にまで増加した。また、昇降1回当たりの所要時間も開業当時の75分から約50分にまで短縮されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年9月22日
船舶昇降機を見学する湖北省宜昌市五峰県一小学校の学生ら(撮影・王賢)。