越王勾践剣交通カード(撮影・万建輝)。
湖北省博物館は16日午前、「越王勾践剣交通カード」発表イベントを開き、同博物館の新たな文化クリエイティブグッズである交通ICカード「越王勾践剣交通連合一卡通」を打ち出したことを明らかにした。長江日報が伝えた。
越王勾践剣からインスピレーションを得てデザインされたこの交通カードは、長さ約7センチと、一般的な家の鍵とほぼ同じサイズとなっており、持った感じではとても軽い。「剣」は樹脂製となっており、金属用ラッカーを吹きつけ、古めかしさを再現しており、青銅剣をそのままミニサイズにした感じとなっている。デザイナーは縮小サイズの剣型カードを作り上げる過程で、越王勾践剣を細部まで最大限再現しており、剣に施された模様や鳥蟲書という書体で刻まれた「越王鳩浅、自作用剣」の文字もはっきり見える点は注目に値するだろう。
越王勾践剣交通カード(撮影・万建輝)。
「越王勾践剣」立体異形カードには、ストラップとコレクター証書が添えられているため、スマホや鞄、キーホルダーに取り付けるのに便利なデザインになっている。ただこのカードの販売価格は149元(約2500円)と、一般的な交通ICカードに比べるとかなり高めの値段設定となっている。
同交通カードは、北京・上海・広州・深センなど一線都市を含む中国全土303都市の路線バスや地下鉄で、カードをかざして利用することができる。武漢市では現在、市バスでのみ利用可能となっているが、近く地下鉄でも利用可能になるとしている。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年9月18日