秦剛駐米大使「米国のイデオロギー対立煽動が中米関係悪化の原因」

人民網日本語版 2021年09月24日11:05
秦剛駐米大使「米国のイデオロギー対立煽動が中米関係悪化の原因」

中国の秦剛駐米大使は22日、「米国の一部は現在、米中関係を民主主義と権威主義との対決と定義し、イデオロギー的対立を煽り立てている。両国関係が深刻な困難に直面している根本的原因は、ここにある」と述べた。新華社が伝えた。

同日、カーターセンターとジョージ・H・W・ブッシュ米中関係財団の共催したオンライン対話に出席した秦大使は、カーター元大統領とブッシュ元大統領が中米関係の発展に果たした歴史的貢献を前向きに評価し、「中米の数世代の指導者と各界の共同努力の下でこそ、中米関係は著しい発展を遂げることができた」と指摘。

「中米は歴史も文化も制度も異なる。中米は相手国を変えるべきではないし、変えることもできない。イデオロギーの垣根を打破し、ゼロサムゲームのロジックを捨て去り、互いの理想を認め合い、尊重し合い、平和的に共存するべきだ」とした。

また秦大使は、「中国は前進の過程において、依然として多くの困難や試練に直面している。だが我々は改革を深め、社会主義民主政治を確立し、国家ガバナンスのシステムと能力の現代化を実現し、素晴らしい生活を求める国民の願いをより良くかなえ、全人類の進歩により大きな貢献をし続けている。中国はまさに、平和・発展・公平・正義・民主・自由という全人類共通の価値観を追求している。中国の社会主義の全過程における民主は『人民の中から生じ、人民へと向かい、人民と共にある、人民のための民主』と理解することができる」とした。

ジョージ・H・W・ブッシュ米中関係財団のニール・ブッシュ会長は、「米中関係は今日の世界で最も重要な二国間関係だ。新たな局面を前に、米中は長期的視点を堅持し、通常の対話や意思疎通を通じて相互理解と信頼を増進し、各分野で協力を拡大し、二国間関係における問題や試練を克服し、両国民により多くの幸福をもたらし、世界の平和と繁栄を促進するべきだ」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年9月24日

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