雲南省林業・草原科学院のランの保護チームは最近、雲南省臨滄市鎮康県で、シラン属のBletilla sinensis (Rolfe) Schltrの群生を発見した。Bletilla sinensis (Rolfe) Schltrが発見されるのはなんと122年ぶりのことだ。人民網が報じた。
Bletilla sinensis (Rolfe) Schltrのタイプ標本はA·Henry氏が1898年に雲南省蒙自市で採取し、英国のキューガーデンズで保管。1903年にリンネ協会の植物誌「Botanical Journal of the Linnean Society」で正式に発表された。それから100年以上の間、この植物は人間の前から姿を消し、科学者らは保管されている標本を知るのみにとどまっていた。
Bletilla sinensis (Rolfe) Schltrは、国際自然保護連合のレッドリストの絶滅危惧種(EN)に列挙されている。
今回発見されたBletilla sinensis (Rolfe) Schltrの群生は300株未満。種2個だけを採取し、国家重要野生植物種質庫に保存されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年10月8日